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知る必要はない?勘違いしている人に伝えたい本当の自分のこと

「自分自身のことはきちんと理解している」

「これ以上知ることなど何もない」


こんなふうに思うことってありますよね。もちろん、自分のことを一番深く知ることができるのは自分自身でしょう。それは間違いないと思います。でも今現在の「自分」は、本当に自分のことを深く理解していると自信を持って言えますか?

 

 

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自分のことを勘違いしている人は、たくさんいます。勝手に勘違いをして、そのことに気がつかなまま傷ついて悩んで、進むべき道を見失ってしまう人がいます。どうしてそんなことになってしまうのだろうと、いつも苦しくなります。だって傷つく理由なんて一つもないのに!

 

もし今よりも成長することを望むなら、自分を正しく知る必要があります。自分のことを勘違いしたまま悩んでしまっては、かかってもいない病気の治療法を悩んでいるのと同じです。あなたには、他に考えなきゃならないことがたくさんあるはずですよね。

 


「性格は『一つ』ではない」

 

もしあなたが臆病で、表に出ることを好まない性格をしているとします。でもそれは、あなたにとっての「積極性」が「0」だということを意味しているのではありません。どんな人にも積極性はあります。ある特定の性格要素を、全く持っていないという人はいないんです。臆病な人だって、積極的になる場面はありますよね(好きなことを褒められたり、安心できる人と一緒にいるときはいつもより積極的なはず)。

 

でも、例えば性格診断や占いで「あなたは臆病で慎重なタイプです」と言われると、思い当たる節のある人は自分に積極性が「ない」のだと思い込みます。診断や占いって「当たるんだな」と感じます。そして、自分は臆病な性格だから積極的な行動を取ることが「できない」人間なんだと、自分を規定していくのです。

 

そのような規定は、逃げ道として使うこともできます。無理をしてでも表に出ないといけないような場面でも、「自分は臆病な性格だから」と簡単に避けて通るようになるかもしれません。自分で自分を「臆病な人間」として成長させるのです。もちろん、そのほうが楽ですよね。こういった人たちは、自分の性格を「知っている」のではありません。本当は多面的で揺れ動いている性格を、一つの方向に自分で「規定している」だけです。

 


「調子の良いときと悪いときで、性格は違う」

 

これも、たくさんの人が感じていることだと思います。調子の良いときと悪いときでは、同じ状況下でも違った判断を下してしまうんですね。そして面白いことに、多くの人は調子の良いときの自分だけが「本当の自分」だと信じています。自分は常に一定で、調子が悪いときは「たまたま」そうだったと思っているのです。

 

冷静に考えると分かりますが、それは違います。調子の悪いときも本当のあなたなんですよね。これをいうとまた極端な考え方を持ち出して、調子の悪いとき「こそ」が本当の自分なんだと言い出す人が出てくるのですが、もちろん悪いとき同様調子の良いときも本当のあなたですからね。

 

人間の性格は、元々複雑なもの。性格診断のタイプ論は、複雑な性格を分かりやすく伝えるために分類しているのです。しかし多くの人が目にしているのは、丁寧に分類されたものを更に分かりやすく簡易化した分類表だけ。それをもとに自分の性格を知ろうとしているのです。

 

簡易的ではない性格診断は、探せばたくさんあります。そしてもう一つ、性格には種類があるのと同じように、「段階」もあるのです。同じような性格の持ち主でも、段階が違えば他の人から見ると全然違うタイプのように映ります。性格が大幅に変わるということはあまりないのですが、段階は変わります。努力で変えることだってできるんです。

 

例えば臆病な自分を変えたい人は、積極的な自分になろうと努力しますよね。でも、それは往々にしてあまり上手くいきません。なぜなら、性格の「種類」を変えようとしているから。変化を求めている人が変えるべきなのは、種類ではなく「段階」です。多くの人はそのことに気がつかず、ただ苦しくて身にならない努力をしています。

 

 

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「自分=性格ではない」

 

このように、性格というのは自分で勝手に規定していることがとても多い。大まかに分類された性格タイプが、あなた自身と決して「=(イコール)」ではないということだけは覚えておいて欲しいのです。表面だけではなく深い自己を知ることができれば、性格というのが自分の本質ではないことが分かります。

 

自分の性格が気に入らないと感じることがあるかもしれません。でも心配しなくて大丈夫。そんなときは、性格のレベルを上げていくことを考えればいいんです。種類は変えられなくとも段階は努力で変えることができます。段階が違えば、全く違った自分が出てくるのです。精神的に安定した高いレベルの状態を保てれば、世界は全く違った色を見せてくれます。

 

さあ、まずは正確な自分を知ることから始めましょう。心をオープンにして、自分の内から出てくる声に耳を澄ませてください。

 

 

 

 

 

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