この時代に純文学の匂いがする小説と、ディストピア漂う小説がどうしても好きな理由
「わたしたちは世界が明るい面だけで出来ていないと知っている。
納得できない事ばかりの世界で生きていかなければならないことを知っている。
だからこそ、人々は希望を夢見なければならない。」
分かりやすいのものは苦手だ。単純なことと、分かりやすいことは全く違う。単純なものは良い。でも分かりやすいものは、何かをわざと隠している気がする。
現実と向き合って、それでも世界は美しいのだと言いたい。そうやって現実と向き合う気持ちを忘れたくない。
たとえ苦しくて辛くて何も見えなくて、自分が真っ暗闇の底で倒れている事しか出来なくなっても、誰かに世界はそれでも美しいんだと言ってもらいたい。
そうやって諦めることなく、明日に希望の火を灯してくれるものを愛したい。
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