善き物語は本当に人生を救う
人間にとって物語の持つ力は圧倒的です。
特定宗教への信仰然り、自己啓発本だってその中に必ず誰かの物語がある。
小説を読む時間なんて無駄だと言う人もいるけれど、
そう言う人に限って巧妙に隠された誰かの物語に心酔していたりする場合がほとんどですね。
ここで問題になるのは、それが善き物語なのか悪しき物語なのかということです。
なぜならば、善き物語のみが人生を救うことができるから。
では、それが善きものであるか悪しきものであるかどうやって判断するのか。
それが簡単なようでいて、とても難しい。
だからこそ、世の中は常に混乱している。
視点がひとつでは無いから。
「君の物語」と「僕の物語」基本的には違うものだから。
わたしは、人間にとっての完全な善や悪は存在しないと思っている。
だからこそ、できる限りたくさんの物語と出会うこと。
内包されている善悪が何を指し示そうとしているのか自分の頭で一生懸命考えること。
そして君が生きている現実と照らし合わせること。
君にとって善とはいったい何のかを考えること。
そして善き物語をたくさんたくさん、集めていけばいいと思うのです。