それでも世界は美しいと言いたい。

好きなものに囲まれたシンプルな生き方を

人生は短いし、生涯に読める本は限られている

歳を重ねるごとに、「人生ってやっぱり短いのかも」と感じます。

 

 

無駄なこと

 

については皆さんそれぞれ意見をお持ちだと思います。

が、時間=命を毎日削って生きているわけなので

わたしなんかはできれば有益に使いたいな、と考えてしまいます。

 

 

で、読める本の数も限られている。

 

自分の思想を根底から覆す、

深い感動に動けなくなるほどの、

あまりに美しくて悲しくなるような、

未来を輝かすような、

胸を熱くするような、

何度もなんども読み返してしまうような、

 

そんな素敵な物語との出会いが、ひとつでも多い方がいい。

たくさん出会って心を揺さぶられたい。

 

 

と、心から思うのです。

 

 

そのためにはまず、自分を知ること。

自分の好みを知り、好きなことに自信を持つこと。

 

そして、本に対して疑問を持つこと。

新しい興味を持つこと。

素直になること。

怖がらずに好きだということ。嫌いだと言うこと。

 

 

そうやって少しずつ物語に心を開いていけば、そこには必ず黄金の果実があります。

 

食べたらやみつき間違いなしの果実です。

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなが面白いと思う本を君は本当に面白いと思うか

読書とは、何とも不思議な経験ですね。

とても個人的な行為なのに、共感が間を取り持っている。

 

 

そして本の好みがかなり偏っているわたしは、絶対になんちゃら大賞などを参考にしません。

学びました。

みんなが大好きだからといって自分が好きとは限らないのです。

分母が大きければ大きいほど参考にならない。

しかしながら、村上春樹だけは謎の現象だと思っています。

わたしは何を隠そう昔からのハルキストですが、あれって買った人みんなちゃんと読んでるのかな。

いわゆる普通のエンタメとしては読めないですよね?

どうなんでしょうか。

 

 

まあ、何が言いたいかといいますと、自分の好みに正直になった方が読書は面白いということです。

 

つまらないと思ったときは胸を張ってつまらないと言えばいい。

(もちろん自分の知識不足が原因でつまらないと感じることも多いですが)

 

そして、好きな本はとことん読めばいい。

 

 

できれば全員読んだ方がいいんじゃないかと思えるような特殊な物語は、実はこの世の中にまだそれほど多くはありません。

若いうちに読んでおいた方がいい本はそれなりにあると思いますが、

読み進めるのがあまりに苦痛ならそれは時期じゃないか合わないかのどちらかです。

無理して読む必要はありません。

他にあなたが必要としてる本なんて探せばいくらでもあります。

読むべき本という他人からの圧力に惑わされず、自分の人生観を変えてくれる素敵な物語をぜひ探してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

小説は無理に読まなくていいと思う件

「本、読みたいと思ってるんだけどなかなか時間が取れなくてね」

 

 

本好きの方、この台詞を耳にしたことありますよね?

本当によく聞きます。

これって考え方としては普通の優先順位と同じで、それなら今は必要ないんじゃないのかな、とわたしは感じます。

 

 

特に物語なんてもともと遠回しでまどろっこしいことが特徴のようなものです。

ひとことふたことでその真意が伝わるならば物語など必要ありません。

 

だから必然的に読むのに時間がかかる。

消化吸収するにはもっと時間がかかる。

 

明日の自分に役立つノウハウなんて、そこには描かれていません。

 

 

現代の、特に日本人にとって、

物語とは、ただ必要な時に必要なものなのではないでしょうか。

 

物語を無理やりに読んだところで、それはただの時間の無駄にしかなりません。

消化するに至らないのであれば、努力の大半が水の泡です。

 

それならば何か別の方法で埋め合わせたほうがいい。

 必要ならば、必ずいつか出会います。

 

 

だから、無理しないで機会を待ちましょう。

 

 

物語は、いつもそこにあるものです。

逃げたりしないから大丈夫。